令和5年度から≪がん検診補助≫で子宮頸がんの対象検査方法が増えます
これまでは、子宮頚がん検診では、補助対象検査を頸部細胞診のみとしていましたが、
HPV検査、経腟超音波検査においても補助対象となりました。
■対象者 20歳以上の被保険者・被扶養配偶者
■検査内容 子宮内部細胞診、(新対象)経腟超音波検査、(新対象)HPV検査
■補助額 上限 3,000円まで実費 *補助額を超える分は自己負担です。
■請求方法 ≪がん検診補助額請求書≫に必要事項を記載の上、
1.健診結果のコピー 2.受診者・料金明細が記載されている領収書の原本を健康保険組合に提出してください。
※市町村検診・保険診療扱いの健診は対象外です。
子宮頸がんの定期検診が、予防の役割をする
子宮頸がんは、長い年月をかけて進行するので、初期の細胞に異型が見られる段階で発見することがとても重要です。 異形成からがんに進行するまでには、およそ5~10年かかるといわれます。つまり、定期的に子宮頸がん検診を受けていれば、異形成が子宮頸がんに進行する前に発見することが可能であり、結果的に子宮頸がんの予防につながります。定期的に子宮頸がん検診をすることをお勧めします。
子宮頸がんの検査には、「HPV検査」もあります
子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスの感染が原因です。感染してもがんへ進行するまでには長い時間がかかるので、定期的に検診を受けていれば早期発見につながります。
検診には主に「細胞診」という方法で行われていますが、最近ではこの細胞診検査に加え、HPVに感染しているかどうかを調べる「HPV検査」が普及しています。
子宮頸がんや乳がんなど、女性のがんは特に、症状がなく進行しますが、検診を定期的に受けることによって早期発見し完治できる病気です。検診を習慣にしましょう。
